日銀が為替介入準備のためのレートチェックを実施し、円は一時156円台後半まで急騰。市場は介入の可能性を警戒しつつ、今後の動向に注目が集まった。
18日深夜から19日未明の外国為替市場で、円相場が1円程度急騰し、一時1ドル=156円台後半を付けた。財務省の指示を受けた日銀が、為替介入の準備のため金融機関に為替水準を聞く「レートチェック」を実施したと関係者が明かした。市場では政府・日銀が円買い・ドル売り介入に踏み切るとの警戒感が広がり、円買いが進んだとみられる。
18日には日銀が政策金利を1.0%程度から1.25%程度に引き上げることを決定。金融の正常化に向けた利上げだったが、審議委員9人のうち「リフレ派」とされる2人が反対した。市場では高市政権が金融緩和の姿勢を維持するとの観測が高まり、同日午後には約2週間ぶりの円安水準となる1ドル=158円台に一時下落し、円売りが優勢だった。
政府・日銀は7月末に円安を是正するため米国と協調して円買い介入を実施している。介入をちらつかせ円安が再加速しないようけん制する狙いがあったとみられる。市場の動向を見守る状況が続く中、今後の利上げペースや介入の有無が注目されている。