LINEヤフー前会長の川邊健太郎氏が東京都内での講演で、日本企業のAI導入の現状を独自分析として明らかにした。日本のAI利用は深さが低く、寸止め状態にあるとの見解を示した。
川邊健太郎氏は、WalkMe株式会議のイベントで日本企業のAI導入状況を分析し、令和7年版情報通信白書に基づく個人の生成AI利用経験率が26.7%にとどまると指摘した。米国は68.8%、中国は81.2%と大きな差があると説明した。
背景として、日本の従来型企業は人に仕事がつく“メンバーシップ型”であり、解雇規制が強くAI化が余剰人員問題につながりやすいと語った。一方、米国は職務が定義された“ジョブ型”で、AIの導入が意思決定の速さと雇用再編につながると分析した。
両国の比較から、日本のAI化は寸止めの状態にあるとの結論を示したほか、川邊氏は現在AIソロプレナーとして1人でAIを駆動して起業することを目指している。