半導体業界が直面する5つの不安要素とAI半導体の勝者像を、トップアナリストが5年後の展望として解説した再配信記事。
半導体株は2027年3月期第1四半期の決算が出そろい、アドバンテストが通期業績予想を上方修正、キオクシアホールディングスが上期の当期利益予想を2兆1121億円と発表するなど、好決算が目立つ。一方で株価は高値圏からの下落が続くなど、完全復調には至っていない。
岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、半導体業界には強い追い風が吹いており中長期で成長が続くと分析。30年ごろまで直線的な成長の確度が高いとの見方で、韓国の大型投資も追い風になるとの見解を示した。
楽天証券経済研究所の今中能夫チーフアナリストは、生成AIからAIエージェントへの移行が進み、データセンターの自動化需要が高まっていると指摘。AIエージェントでは複数の推論が発生し、DRAMやNAND、SSDの需要が拡大する可能性があると説明した。
半導体関連の裾野は広く、メモリー、半導体製造装置、電子部品、電源、光半導体など隣接分野もデータセンター機器の需要拡大により有望とされる。ただし、メモリ価格の動向や日本勢の技術優位の持続性には不安要素もある。