EcoVadisの評価データをレジリアのサプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire」に連携する業務提携を、日本企業のサプライチェーンリスク管理と環境対応の強化を目的に締結した。サービス提供開始は2027年度を目指す。
レジリア(東京都港区)とEcoVadis(フランス)は10月29日、日本企業のサプライチェーンリスク管理とサステナビリティ対応を支援するため基本合意書を締結したと発表した。今回の連携ではEcoVadisのサプライヤー評価データをResilireのマップ機能へ取り込み、調達担当者がリスク情報とサステナビリティ評価を同じ環境で確認できるようにする。
Resilireは一次取引先だけでなく取引の先にある多層的なサプライヤー関係を可視化し、災害や事故、地政学リスク、サイバー攻撃といった影響をリアルタイムで検知できる機能を持つ。これに対してEcoVadisは世界17万5000社以上のサプライヤーを対象にサステナビリティ評価を実施し、3,000万社以上のリスクプロファイリングを行っている。
今回のデータ連携により、EcoVadisの評価データをResilireのサプライチェーンマップに統合することで、サプライチェーン全体のつながりと個別サプライヤーの評価を同一環境で俯瞰できるようになる。両社はデータ連携の仕様策定を進め、連携対象の拡大やリスク検知機能の統合を検討する。
背景には自然災害や地政学リスク、サイバー攻撃に加え、人権や環境などサプライチェーン全体で管理すべきリスクの拡大がある。両社は今後、サービス提供開始時期の詳細や追加機能の検討、国内企業の導入促進に向けた取り組みを進める。