AI・半導体株のリバウンドは、在庫の減少と業績予想の上方修正に支えられており、今後も想定外に続く可能性があると野村證券のストラテジストが解説しています。
7〜9月の市場動向ではTOPIXが3.8%上昇する一方、日経平均株価は4.1%下落しており、配当落ち後には日経平均の回復がTOPIXより速い動きとなって投資家の押し目買い意欲も示唆されました。以降もAI・半導体株は相対的に堅調で、投資家のポートフォリオは銀行・サービス株へ傾斜しています。
7月29日を境にAI・半導体株は大底から反発しており、2026年はこれまでに計4回の相場反転がみられました。現在は本格的な上昇相場と断定する向きは少ないものの、相場の戻りが続くとの見方もあるとされています。
9月以降のデータとして、米国のISM製造業指数が55を超える局面ではTOPIXや日経平均が堅調となる傾向が示唆され、在庫情報にも注目が集まっています。日本の8月鉱工業生産は前月比1.7%減、在庫は前月比0.5%減、前年同月比では在庫が1.9%減となりました。
同月には電子部品・デバイスの在庫が前月比3.3%減、前年同月比5.8%減となり、在庫の抑制が継続しました。日銀短観では大企業の2026年度業績予想が上方修正され、製造業の経常利益は大幅に増える見通しとなっています。大企業の売上高は前年同期比で5.7%増、経常利益は同4.3%増とされ、製造業の利益は特に13.6%増と見込まれています。