南鳥島近海の泥からレアアースの存在が確認され、軽・中重レアアースが半々の構成という分析が示された。一方、中国による対日輸出制限が長期化する可能性がある中、日本企業は備蓄・代替素材開発・輸入先分散を進めている。
レアアースはハイテク機器の要素として重要であり、中国が世界市場の大半を占める現状が指摘されてきた。中国の供給支配は素材・部材の供給に影響を及ぼす可能性があり、日本企業は備蓄の増強や代替材料の開発、調達先の分散化を進めて対策を講じている。
2026年に入って中国政府はレアアースの対日輸出規制を実施した。2010年の教訓を踏まえ、日本企業は影響を緩和する取り組みを強化しており、長期化すれば調達制限の要諦となる可能性があるとの見方がある。
内閣府と海洋研究開発機構は2026年7月、南鳥島近海で採取した泥にレアアースが存在することを確認。軽レアアースと中重レアアースが約半々の構成で含まれていたとの分析。中重レアアースの中国依存度は高く、脱中国化の難しさが指摘される一方、日本側の自給化の可能性が示唆された。
レアアース関連銘柄として東亜建設工業、東洋エンジニアリング、古河機械金属、岡本硝子などが挙げられるほか、レアアース泥開発推進コンソーシアムに参画する商社として双日や豊田通商などが挙げられる。今後の動向次第で市場の注目が高まる可能性がある。