中国政府系の発表によると、人形ロボットの通年生産は10万台突破が見込まれ、倉庫・物流・小売など300以上の実証シーンでの検証が進む一方、標準体系の整備や重要共通技術の攻关も同時に推進される。
中国国務院新聞弁公室の説明によれば、今年上半期の人形ロボット完成品は400機種を超え、生産台数は4万台を超えた。通年生産台数は10万台突破が見込まれるという。これに合わせ、同日発表された18項目の具体措置は、科学技術による商業振興の加速を多角的に支援する内容となっている。
中国工業情報化部は、具身智能製品が実験室を飛び出し現場へ進出しているとし、三段階の加速として規模・イノベーション・産業応用の急速な発展を指摘した。実証面では、重点検証・導入シーンは300以上、技術面では運動制御や触覚センサーなどの領域で課題解決を進めている。
政府は今後、重点分野の典型的応用を掲榜掛帥などの手段で技術攻关を推進し、実景実訓を深めるとともに標準体系建設ガイドラインを発表予定とした。産業標準・データセキュリティの強化、オープンソースコミュニティの活用、倫理ガバナンスの導入も取り組みとして挙げられている。
同時に人工知能分野の投資と人材育成も推進され、国家投資基金の設立や285件の典型応用事例の公開、1000社超の需給マッチングなどが報告された。商取引・流通のスマート化も進み、スマート倉庫や無人配送といった分野のデジタル化投資が支援候補に挙がっている。