東京外国為替市場でドル円は154円前後で推移し、午前の実需買いで水準を切り上げ、正午前後には154円付近まで上昇した。市場では154円台の戻り売り観測もあり、方向性に乏しい展開が続いた。
14日午前の東京市場でドル円は調整的な買いが優勢となり、朝方から水準を切り上げて1ドル=154円前後で推移した。正午時点の気配値は154円03銭~03銭で、前週末と比べてドル安・円高水準となっている。
前週末の海外市場では欧州時間に買われた反動で売り戻しが入り、米国時間初段階で153円20銭台まで下落した。その後はCPI発表後にコア指数が強めだった場面もあったが、再度売りに押され終盤は153円50銭台で終えた。
東京市場では早朝に153円70銭台へ水準を切り上げる場面があったが、午前9時以降は戻り売りに押され伸び悩んだ。9時以降は実需筋の買いが強まり、仲値前後には153円80銭台へ浮上。正午前後には154円付近まで上値を伸ばし、10時時点のドル円は153.64円でNY市場終値の153.61円からわずか3銭程度の水準だった。
市場参加者の間では円高警戒感が根強い中、153円38銭まで売られる場面もあった一方、原油価格の上昇を手掛かりとしたドル買い・円売りの動きも観測された。大手邦銀の関係者は「特段の材料は浮上しておらず、ポジション調整的な買いが優勢になったのではないか」との見方を示した。
ユーロ円は午前9時以降に上昇し、正午時点で178.38~39円。10時時点では178.04円でNY終値の178.11円を下回っていた。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1581~1.1581ドルと前週末の水準から小幅安。日中の原油高を背景にドルの下値が堅いとの見方も示された。
本日の参考レンジはドル円153.38円~153.79円、ユーロドル1.1585ドル~1.1612ドル、ユーロ円177.85円~178.25円とされ、米国の金融政策動向や原油価格の推移が引き続き注目材料とされた。