10日、日本の円相場は1ドル153円台前半で推移。午後5時時点の円安は前日比約29銭、10時時点の下値は153円台後半まで下落。原油高と米国金利上昇の影響が重しとなった。
10日の東京外国為替市場で円は1ドル153円台前半で取引され、午後5時時点は153円40銭〜42銭、対ユーロは178円55銭〜59銭付近となっていた。午前の取引では1ドル153円66銭〜68銭まで下落し、153円台後半へと下押しした。
円売りの背景には米国長期金利の上昇があり、日米金利差の拡大見通しからドルを買い円を売る動きが優勢となっているほか、原油価格の上昇も円相場を重くした。日本の貿易収支悪化への懸念が輸入企業の円売り・ドル買いを促しているとの観測もあった。
国内市場では5・10日といった取引日程の影響で実需筋による円売り・ドル買いの観測が広まった。日米政府の協調介入後のドル買い勢いは抑えられているとの見方もあり、円相場は午後にかけてやや持ち直す展開となった。
原油市場ではWTIの期近物が一時94.78ドルと3カ月ぶりの高値近辺まで上昇。ユーロ/円は10日10時時点で178円74〜77銭、水準は円安・ユーロ高となった。原油高が続く中、貿易収支の悪化懸念が円の需給に影響を及ぼしている。