横河電機はCENTUMにAIを統合する自律制御AIソリューションを推進し、150体のAIで熟練労働者の技術伝承を支える取り組みを紹介する。国内外の実績としてJSRの化学プラントとアラムコのガスプラントでの適用が挙げられる。
横河電機は長年培ってきた計測・制御・情報の強みを活かし、プラント制御にAIを組み込む自律制御AIソリューションを拡大している。既存設備を活用しつつ安全性と定量的な成果を重視する方針で、CENTUMを核とした周辺技術の連携が中心となっている。
過去にはJSRの化学プラントに世界で初めてFKDPPを活用した自律制御AIを実装し、ベテラン運転員のバルブ操作をAIが判断・入力する体制を構築したことで、作業負荷の軽減と品質安定化、蒸気使用量とCO2排出量の40%削減を実現している。
25年にはアラムコのガスプラントに複数の自律制御AIを導入し、酸性ガスの除去操作を自律的に最適化。アミン・蒸気・電力の使用量をそれぞれ10–15%、約5%の削減を達成した。
現時点でAIは売上の主力ではなく、高度制御の発展形として全体のビジネスをブーストする補完的役割とされ、グローバルでの引き合いも活発化している。