貸会議室大手TKPの未公開情報を基にインサイダー取引をしたとして、元社員の有紗被告と夫の正斗被告の初公判が東京地裁で開かれ、両被告は起訴内容を認めた。検察は懲役2年6月などを求刑し、判決は10月30日に言い渡される見込みだ。
東京地裁で初公判が開かれ、TKPの元社員とその夫が金融商品取引法違反のインサイダー取引で起訴内容を認めた。検察側は懲役2年6月、罰金250万円、追徴金1億9580万円を求刑し、即日結審となった。判決は10月30日になる見込み。
起訴状によると、有紗被告は総務部の業務で知ったブライダル大手株の買集め情報やTOBに関する情報を正斗被告に伝達。正斗被告はこれら2社合わせて約36万7100株、計約1億4750万円分の不正取引を行い、売却益約4820万円を得たとされる。
検察側は不正取引の常習性と動機の安易さを指摘し、ブランド品購入などに利益を充てていたと主張。一方、弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審しており、今後の判決内容に注目が集まる。