ヘッジファンドは年内にドル・円が150円を割るとの見方を示し、140円台を狙うオプション取引が活発化している。CMEデータや市場関係者の発言を背景に、円高・ドル安の見通しが取り沙汰されている。
ヘッジファンドは年内にドル・円が150円を割ると見込んでおり、年末までの満期を迎えるプットの取引量はコールを上回っている。11月満期の行使価格142円86銭のプットが最も活発に取引され、ドルの下落時にはプットの価値が上昇する。
CMEのデータによると、同日の現地時間でドル・円は153円61銭と報じられている。
ロンドンでの発言として、シティグループのリニアG10FXトレーディング担当責任者はレバレッジ投資家が活発化しており、年末までの150円割れを狙うオプション戦略が人気と述べた。
日銀のタカ派的な発言を受けてキャリートレードの巻き戻しが急ぎ、ドル・円は直近1週間で大きく下落したとの見方が示された。155円割れは支持線とされ、過去に介入があった水準を再び注視する声があった。
野村でも相場変動による利益を狙うマクロ・ヘッジファンドの間でドル・円の弱気姿勢の変化が確認されている。