豪ドル/円とNZドル/円の来週の相場見通しを、豪雇用統計がRBA追加利上げ観測へどう影響するかと併せて解説。13日にはRBA議事要旨公表、15日には雇用統計が控える。
今週は米国の金融政策の先行きや欧州情勢の不透明感など海外要因が豪ドルとNZドルの動きを左右した。豪州の消費者心理に影響を与えた9月のWestpac消費者信頼感指数の低下や、RBAが9月29日に行った利上げ後の市場反応、8月CPIの下振れが雇用やインフレの見通しを揺さぶった。
来週は13日にRBA議事要旨が公表され、追加利上げの議論の有無を確認することになる。さらに15日には雇用統計が発表され、雇用情勢がRBAの想定以上に悪化していないかが注目される。これらの指標次第では、11月の追加利上げ観測に影響が出る可能性がある。
豪州以外では中国の9月貿易収支、CPI、PPIの公表も材料となる。中国経済の減速懸念が強まれば豪州経済へ影響が広がり、豪ドルの重しになる可能性がある。米国の追加利上げ観測や欧州政局の不安も、円相場や豪ドル/円、NZドル/円の動向に影響し得る。
豪ドル/円は10月下旬にかけて上値の目安として110.64円前後、111.00円近辺が意識される一方、直近安値の108.70円前後が下値サポートとして機能しそうだ。NZドル/円は88.16円前後~89.08円前後のレンジを維持する展開が想定される。