8月のドル円は日米協調介入の継続期待と米金利上昇観測で160円台へ到達。9月相場の行方や日銀の動向、11月の米中間選挙を控えた市場の注目点を整理している。
8月のドル円は月初の155円前後から円安が進み、ドル円は160円台へ上昇した。原油高と米金利上昇、米中の政策動向が円安圧力を強め、8月末のウォーシュFRB議長のタカ派姿勢が9月利上げ観測を高めたことが背景にある。
日米財務相会談では協調介入の継続が確認されたが、介入効果は限定的との見方も示された。財政健全化策の発表が長期金利の動向に影響するとの観測もあり、短期的には対応策の実効性が焦点となった。
日銀の9月利上げが市場でほぼ織り込み済みとして見られる一方、米国の利上げ見通しが円相場の方向性を左右する可能性が指摘された。9月のFOMC前後には雇用指標や物価指標の発表が控え、円高・円安のどちらに振れるかはデータ次第とされる。
市場は9月の利上げ決定や追加の示唆次第で円高の動きが限定的になる可能性を警戒しており、11月の米中間選挙を控えた動きにも注意が必要とされた。日米の協調介入は今後も市場の注目点となる見込み。