セブン銀行は2027年3月期第1四半期決算で経常利益が前年同期比63.6%増の108億円となり、通期修正を実施。6月からファミリーマートへのATM設置を本格化させ、2030年までに約1.6万台を目指す。
セブン銀行が2027年3月期第1四半期の連結決算を公表し、経常利益は108億円と大幅に増加し、前年同期比で63.6%の上昇となった。減価償却費の抑制要因を除いても増収増益を確保し、通期の経常利益予想を335億円へと上方修正した。清水CFOはこの結果を「増収増益の転換点」と位置づけ、現状の収益力回復を評価した。
国内ATM事業では総利用件数が前年を上回り、ファミリーマートへのATM設置が6月から開始された。7月末までに37台を開設し、4年間で約1万6000台の展開を目指す計画で、年明け以降の本格的な設置拡大を見込んでいる。ATMの手数料単価は計画比で若干下振れしたが、件数の拡大が牽引している。
海外事業は米国が好調で経常収益・利益とも拡大。インドネシアは利用が前年比で減少して苦戦する一方、フィリピンは安定化の動きが見られる。マレーシアは期末台数を増やし、海外全体としては回復の兆しを示す。これに対し現地施策としての新規接続や運営移管などが検討されている。