ニューヨーク市場でドル高が続く中、ポンドは対ユーロで下落の可能性が指摘されている。英中銀とECBの政策方向の差が背景となり、今後の金利見通しや財政リスクにも注目が集まる。
本日の日中の為替動向として、ドル高の流れが根強い中、ポンドはドルに対して1.33ドル台前半の水準へ下げ、ポンド/ドルは1.3323程度、ポンド/円は209円台前半へと下落している。市場はサポート水準の1.3335ドルを下回る動きを見ており、下値のターゲットを探る動きが続いている。
ポンドが対ユーロで下落する可能性が指摘される背景には、英中銀と欧州中央銀行の金融政策の方向性の違いがあるとされる。アナリストは、英中銀が来年夏まで現行金利の据え置きを見込み、その後利下げへ転じる一方、ECBは10月と12月に追加利上げを実施するとの見方を示している。
英経済は依然として脆弱とされ、ECBに比べ英中銀の金利見通しには下方修正の余地が大きいとの指摘がある。また、10月の英予算案を控えることも財政面のリスクとしてポンドを重くする可能性があるとの見方が出ている。
今回の要因を踏まえると、GBP/USDは1.3323、GBP/JPYは209.96、EUR/GBPは0.8582といった相場水準が示されており、今後の政策発表や財政動向が短期的な相場の揺れを左右する可能性がある。