FOOD & LIFE COMPANIES(3563)を展開するスシロー株が大幅に調整。日経平均採用期待の後退と海外事業の成長が背景で下落し、今後はアジアでの利益拡大と米国展開の動向が注目される。
スシローを展開するFOOD & LIFE COMPANIESの株価は、7月ごろの上昇から9月初めに約2割下落する局面を迎えた。背景として、日経平均株価への採用が取り沙池された期待の後退が挙げられる。指数採用の是非は市場の予想にとどまるもので、実際の入れ替え結果が事業の実力を示すものではないとの見方も紹介されている。
国内外での成長が指摘され、海外事業の利益が国内のスシロー事業を上回る水準に達した時期もあることが整理されている。国内では価格設定の見直しを通じた収益改善の余地があり、海外では店舗網の拡大と高い収益性が成長を支えているとされる。
アジア各地での展開が鍵を握るとの見方が示され、中国大陸・台湾・香港を中心に現地化と出店戦略を組み合わせることで、仕入れ・物流の効率化と販促効果の拡大が期待される。ネタの鮮度管理とコスト抑制を両立させる取り組みが重要とされる。
くら寿司との利益率の差は、営業利益率で約8%対約2%の差と指摘されるが、事業構成や会計基準の違いも影響する。海外展開における地域差と出店密度の重要性も併記され、単純な店舗数比較だけでは評価できないと説明されている。
次の焦点は米国市場での収益化の進捗。ニューヨークなどで一皿5ドル程度の価格帯を検討する一方、コスト増や客数の変動が利益に及ぼす影響を見極める必要がある。現地供給・物流・現地化を含む全体の効率化が今後の勝負どころとされる。
PERは約36倍と高水準で、今後の利益成長期待が織り込まれている一方、出店コストや価格改定による客数の変動次第で下方修正リスクもある。国内外の客数・客単価・海外店舗数・利益率・米国展開の進捗をセットで見極めるべきと結論づけられている。