外食の省人化と厨房ロボットをめぐる動きが活発化する中、ホシザキや安川電機などの銘柄を中心に、業界の機械・システム導入の具体例と今後の展望を解説する。海外展開や中期計画、AI連携の事例が取り上げられている。
日本の外食市場では人手不足と人件費上昇が顕在化しており、最低賃金の引き上げや中小企業省力化投資補助金などの支援策で、省人化投資が進む見通しとなっている。需要は旺盛で外食売上は前年同月比で増加する一方、労働力不足による影響が指摘され、職人技を再現する食品機械の重要性が高まっている。
本記事では厨房機器・食品機械のメーカーと店舗DXの担い手、そして自動化を武器に世界へ出る外食チェーンの20銘柄を選定。各社がどの作業を機械・システムで置換しているかの具体例を解説する。
ホシザキは製氷機・冷蔵庫・食器洗浄機などを手掛け、海外比率が半数を超える規模。2025年12月期の売上高は4858億円、2025年には米Structural Conceptsの買収を完了し、2026年には自社株買い上限300億円と株式分割を公表。2029年に売上高6500億円、営業利益率15%を目指す中期戦略を掲げている。
安川電機はサーボモーター・インバータ・産業用ロボットを軸に事業を展開。2026年2月期の売上収益のうちロボットが約46%を占め、2026年6月には本社社員食堂でAIロボット「MOTOMAN NEXT」によるうどん・そばセルを稼働。2027年2月期の四半期受注が過去最高を記録し、2029年度に営業利益1000億円を目指す中期計画がある。