JERAが首都圏の千葉火力発電所内に発電所一体型データセンターを整備する計画を発表。デル・テクノロジーズと英レルムと共に約2兆3000億円を投じ、2028年ごろの稼働を目指す。
JERAは千葉火力発電所(千葉市)にAIデータセンターを整備すると発表し、デル・テクノロジーズとレルムが国内でのデータセンター整備を共同で推進する契約を交わした。データセンターの電力容量は約40万キロワットとなり、国内では最大級クラスの規模として計画されている。2028年ごろの稼働を目指す。
3社は発電所の電力を直接調達することで送電網の整備を省き、エネルギー確保から機器調達・運営までの標準仕様を共同で構築する。発電所の敷地内併設型により大規模需要にも対応でき、アジア・欧州など海外での展開も視野に入れる。資金調達には米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントも参加する見込みで、将来的には他の火力発電所へ展開する検討を進める。
AIデータセンターの需要拡大を背景に日本国内でも発電所一体型のデータセンター導入が進み、首都圏の他社問い合わせも増えている。千葉発電所はLNGを燃料とする発電所であり、24時間稼働の安定性を背景にデータセンター用電力としての活用が想定されている。
大型プロジェクトの進展により、データセンターの電力網接続の遅延や新設送電網整備の必要性など課題も指摘されているが、日本国内の導入拡大は今後も続く見通しだ。