フジクラの2027年3月期第1四半期決算は、データセンター向け光コンポーネント需要の拡大で売上が大幅増、利益も大幅増となり、通期見通しが上方修正された。
フジクラが公表した2027年3月期第1四半期決算短信の要約によると、売上高は前年同期比50.1%増の4,020億円、営業利益は155.1%増の1,048億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は156.8%増の804億円となり、利益の伸びが売上を大きく上回った。
牽引役は情報通信セグメントで、データセンタ向け光コンポーネント製品の需要拡大に加え、米国以外の新規案件の大量受注が寄与した。一方エレクトロニクスセグメントはスマートフォン向け製品の品種構成変化と材料費高騰の影響で減収・減益となった。
貸借対照表では総資産が前連結会計年度末比で約1兆707億円へ増加し、売上債権・在庫が増えた。短期借入金の増加と新たに200億円のコマーシャル・ペーパー計上があり、有利子負債が増えている。純資産は利益剰余金の積み上げで6416億円となった。
通期の連結業績予想は売上高1兆7,550億円、営業利益4,320億円、親会社株主に帰属する当期純利益3,260億円と大幅な増額見込みで、2Q累計の予想も高水準を見込んでいる。配当は1株38円を予定しており、4月付の株式分割後の基準となる。