ダスキンのフードグループがミスタードーナツを中心に好調を維持し、配当性向60%の掲示と株主優待制度の拡充を発表した。中期経営方針2028のもと、訪販とフード双方の成長を進める方針が示された。
ダスキンはフードグループを核に売上を伸ばしており、連結売上高は約2000億円弱、訪販グループとフードグループが大半を占める。特にミスタードーナツの業績が堅調で、グループ全体の収益押上げに寄与している。過去にはミスタードーナツが赤字だった時期もあったが、商品戦略の見直しと持続的な取り組みで現在の好調を実現している。今後も同グループの成長を中心に全体の業績を支える見通しだ。
価格改定は原材料費高騰の影響を受け、家庭用レンタル品の一部を中心に2022年7月以降の変更を実施。2026年4月には事業所向けマットの価格を一部引き上げ、原材料費高騰や加工コストの上昇を反映している。直近の改定後も顧客離れは顕著ではなく、価格改定を受け入れる動きが広がっている。中期経営方針2028の下、ROE7%以上を目標に売上と収益性の改善を図る。
中期経営方針2028では、売上高2,029億円、営業利益101億円を今期の策定値として掲げ、3年間で190億円の連結営業利益増加を目指す。ミスタードーナツを中心とするフードグループの伸長が大きなドライバーであり、訪販グループの周辺事業強化やRFIDの導入などの投資も進む。株主還元として配当性向60%、DOEの水準を維持しつつ財務健全性にも配慮する方針だ。