かっことリンクが共同で、ECの不正利用傾向とカード情報流出の実績をまとめた『キャッシュレスセキュリティレポート2026』を公開。レポートは2025年の事象と2026年度の対策動向を解説する。
かっこは、EC事業者向けに不正ログインや不正注文対策、口座開設から取引までの一連の作業で情報漏洩やなりすまし対策となる不正検知ソリューションを提供している。今回、クラウド型ホスティングやセキュリティ関連サービスを展開するリンクと共同で、クレジットカード情報流出の統計とECにおける不正利用傾向をまとめたレポートを公開した。
レポートの構成は①2025年のカード情報流出の概況、②ECにおける不正利用の概況、③その他のキャッシュレスセキュリティのトピック、④政策の動向から成る。2025年のカード情報流出件数は24万6474件、流出件数は21件と、2020年以降で最も低い水準だった。
2025年にスーパーマーケットのランサムウェア攻撃で、会員・ポイント管理システムの情報約12万7千件が不正閲覧された可能性が公表され、決済システム以外の場所に残るカード情報の洗い出しとPCI DSS準拠の点検が加盟店に求められると指摘された。
カード不正利用被害額は510億5000万円となり、EMV 3-Dセキュア導入の効果が見られる一方、未導入加盟店を狙う攻撃やワンタイムパスワードの詐取が続くとされる。1万円以下の不正注文割合は2023年の19.3%から2025年には29.8%へ上昇し、オーソリ関連の影響や初回限定商品を狙った転売が背景にあるとされる。