今日の為替市場ポイントはユーロの動きを詳述し、ECBの利上げと日本の金融緩和政策の差が市場に影響を与えるとの見方を示している。ユーロ買い・円売りの動きはリスク選好局面で抑制される可能性がある。
ユーロ・ドルは過去に1.2349ドルまで買われた後、0.9536ドルまで下落したが、2026年1月にかけて1.2081ドルまで戻している。ユーロ・円は114円43銭まで下落した後、円安・ドル高の進行やウクライナ戦争の終結期待を背景に、187円70銭まで上昇している。欧州中央銀行(ECB)は11日に政策金利を0.25%引き上げ、2023年9月以来およそ2年9カ月ぶりの利上げとなった。一方、日本銀行は6月決定会合で0.75%から1.0%へ引き上げており、リスク選好的なユーロ買い・円売りはやや抑制される可能性がある。
ユーロの売り要因として米政策金利の年内上昇の可能性、欧州経済のスタグフレーション懸念、中東紛争の長期化による原油高が挙げられる。一方、ユーロの買い要因には欧州金利の先高観、原油価格の安定、中東紛争終結への期待が挙げられている。