27日アジア株は概ね上昇した一方、中国株は序盤の上昇後に下落し、上海総合指数は14カ月ぶり安値で引けた。AI関連銘柄の動向や日銀・米連邦準備の動向を見据えつつ、北米・豪州市場の影響も波及した。
中国株は序盤の上昇から下落に転じ、上海総合指数は3648.30と1.3%安で引けた。CSI300指数も1.3%下落、深センの創業板は3.4%安、科創板50は4.8%急落で3月以来の安値を付けた。これらの動きはAI関連株への売り圧力が継続したことが背景とみられる。
27日のアジア市場は概ね上昇。AI関連銘柄の決算発表や金利動向を控えた局面で、AI関連のIPO申請がリスク選好を高めた一方、中国AI関連株には売りが続いた。CSI半導体指数は5.8%下落し、CSI人工知能指数も約4%下落した。
香港市場ではハンセン指数が-0.7%、ハンセンテックが-1.5%。インドネシア市場はJSICの格下げ警告の影響で下落。コリアは韓国総合株価指数が3.09%上昇、Kospiは終値5638近辺で大幅高。米国市場の動向や中国人民銀行の新設スワップ制度導入が市場の流動性に影響した。
中国人民銀行は26日、ノンバンク金融機関の大規模解約に対応するため緊急流動性供給の手段としてスワップ制度を創設すると発表。華金証券は短期的な流動性の潤滑化につながる可能性を指摘。
ソウル市場は3%超の上昇を見せ、韓国GDPが市場予想を上回る伸びを示したとの見方が広がる。半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスはそれぞれ約4.2%・5.2%上昇。上海・香港・シドニーの動向が相場全体に影響した。