パナソニックホールディングスは2027年3月期の連結純利益を5400億円と試算し、前期比で2.8倍となる見込みを示した。年間配当は70円と過去最高を更新する見込み。
パナソニックHDは27年3月期の連結純利益が前期比2.8倍の5400億円になりそうだと発表した。従来の見通しを900億円上回り、売上高は8兆4000億円を見込む。AIサーバー向け基板材料などが伸びることで業績の押し上げ要因となる。26年3月期に住宅設備子会社の株式をYKKに売却し、連結から外れた影響を補う見込みだ。
営業利益は3倍の7100億円を見通し、従来予想を1200億円上回り42年ぶりの過去最高を更新する見込み。ドラム式洗濯機のリコール費用がかさむ一方、国内外での人員削減などの構造改革が効果を発揮する。調整後営業利益の新たな目標は来年5月に示す予定だと社長がオンライン会見で語った。
パナソニックインダストリーはAI向け電子部材へ920億円を投じ、AIサーバー向け基板材料の増産を進める。タイのアユタヤ工場の新棟建設に続き、追加で約370億円を投じて新棟を建設し、29年4月の稼働を目指す。大型電源部品としてのコンデンサーの需要が拡大し、京都府やインドネシア・バタム島の工場にも投資を進める。