午後3時のドル円は159円前半で横ばい。日銀副総裁の発言後に一時ドル買いが進んだものの、結局は方向感に欠く値動きとなった。
午後3時時点のドル/円は前日ニューヨーク市場終盤と比べてほぼ変わらずの159円前半で推移している。14時台の取引では、朝方にかけて水準をじりじりと切り下げた後、日銀副総裁の発言を境にドル買い・円売りが強まって一時159.39円近くまで上昇した。
日銀副総裁の発言は、これまで以上に物価の上振れリスクを意識する必要があるとする一方で、特定の利上げ時期には言及せず、市場の利上げ織り込みは9月実施のコンセンサスに接近しているとの声が出た。
午後の記者会見でも9月に関する具体的示唆は得られなかったが、9月の利上げ観測は依然として強く、市場では「9月が実施される可能性が高い」との見方が残った。一方で、日銀が淡々と利上げを進められるかどうかは依然として不透明だという声もある。
総じて、日銀の見通しや政策運用に対する市場の反応は限定的で、9月の利上げ織り込みは高まる一方、円高へ転じる明確な材料には至らなかった。