アジア航測はインフラ点検用ロボットの基本技術を確立し、2027年に試験導入サービスを開始する予定だ。ライダーとカメラによる周囲把握と自律移動技術の実証や、下水処理場での現場実証の成果が伝えられている。
アジア航測はロボットによるインフラ点検の基本技術を確立したと説明しており、2027年に試験導入サービスを提供する計画を公表した。搭載したライダーやAIカメラを用いて周囲の状況を把握し、自律走行を実現しているほか、メーター読取などの機能も搭載している。
同社は25年から空間情報技術とロボット、AIを連携させたインフラメンテナンス分野の新規事業を「ARSIS」として展開しており、空間データ活用ノウハウと外部技術の融合を通じて顧客課題の解決を目指している。
9月には下水処理場でロボット点検ソリューションの実証を実施。4足歩行ロボットの上部にライダーとカメラを搭載し、事前に作成した3D地図データを読み込ませて自律移動を行い、通信が届かない環境でも自己位置推定を行いながら障害物を検知・回避した。
現場の佐々木室長は、3D点群データの取得・処理を支える独自技術が自律移動を支えていると説明。今後はアームを取り付けて設備の操作など物理的動作を伴う機能拡張も可能と述べ、空間情報やAIによる付加価値向上を追求する方針を示した。