AIの普及を背景に半導体需要が拡大する中、元キオクシア研究開発者のもふ氏が日本企業の強みと限界を語り、装置と素材の分野に勝ち筋が潜むと指摘した。キオクシアの時価総額は上市から約1年半で約70倍に急騰した。
半導体業界はAIの普及に伴い投資注目度が高まっており、上場から約1年半でキオクシアホールディングスの時価総額が一時国内トップクラスに達するほど急騰した。元キオクシア研究開発者として投資情報を発信してきたもふ氏は、日本企業の存在感を量産体制の視点で検証した。
装置分野についても日本企業は一定の実力を持つ一方、露光装置ではニコン・キヤノンがオランダASMLに対して競争力不足との指摘が出た。東京エレクトロンは製造装置分野で評価されるが、量産やコスト削減・世界展開の面では苦戦もあり得るとの見解を示した。日本企業は先端技術開発は進むが、大量生産でのコスト競争に弱いイメージがあるとも語った。
需要の目詰まりが生む素材メーカーの好機についても触れ、ガラス基盤材料の供給元として日東紡が注目を集める一方、イビデンの基盤技術やエヌビディア関連の需要が拡大することで、素材分野に新たな需要集中が起こる可能性があると指摘された。AI需要の拡大はニッチだった素材企業にも機会をもたらすと考えられている。
後工程を含む構造進化の話題にも言及があり、イビデンの基盤技術は約20層にも及ぶ超高密度基板の設計・製造を可能として世界から注目を集めている。研究開発者としての経験から、次の投資先を探るうえで半導体の性能競争の展開を読み解くとした。この記事は関連銘柄の解説記事へ導線を設け、今後の動向に注目を促している。