米ドル/円は先週160円近辺から一時155円台前半へ下落。今週は米金融・日銀の動向や原油価格の推移が引き続き注目され、主要国の金利見通しが市場の関心事となっています。
先週の米ドル/円は上値の重さを強め、16時近辺の水準まで円高が進行しました。背景にはベッセント財務長官の「より強い円につながる措置の可能性」と高田日銀審議委員の積極的な利上げ示唆、GPIFの資産構成見直し観測などが挙げられます。市場は長期金利の動向にも敏感に反応しました。
今週は米国とカナダの休場日レイバーデーを控え、11月以降の選挙キャンペーンや原油価格の動向が市場の焦点となります。WTIは原油攻撃の応酬を背景に92ドル前後で推移しており、金利動向次第で再び変動幅を広げる可能性があります。
9月のFOMCで0.25%の利上げ織り込みは市場の6割弱とみられていますが、8月CPIの結果次第で見方が変わり得ます。米長期金利の動向は米ドル/円の動きにも直結し、日米金利差の推移がトレンド転換の要因となる可能性があります。
日本側では日銀の増委員の発言を含め、17-18日にかけての金融政策決定会合で0.25%の利上げがほぼ確実視されています。ベッセント長官の「市場が持っていない情報」に関する憶測が長期金利や為替市場に影響する可能性も指摘されています。