メキシコペソ/円は9円台前半での推移が続く中、BanxicoはFRB利上げに追随せず、9.10円を巡る動きとIMMのポジション整理が焦点となっている。今後の米PCEデフレーター次第でペソの動きは変わる可能性がある。
日米金利差と円安の影響が続くなか、MXN/JPYは9.00円前後を挟んだレンジで推移している。円安の影響はあるものの、ペソの上値は限られ、9.20円超えの反発は限定的との見方が多い。
Banxicoは政策金利を6.50%で据え置く見通しが市場の中心となっており、インフレは3%台前半、コアインフレは3.88%と高止まりの地合いが続く。 FRBの追加利上げ観測が残るなか、Banxicoが利下げ再開へ進む可能性は乏しいと見込まれている。
IMM通貨先物ではメキシコペソのネットロングが縮小傾向にあり、9月8日の9万4,732枚から9月15日には8万7,782枚へ減少。これにより投機筋はペソ売りを増やすより、買いポジションの整理を進めているとみられる。
米PCEデフレーター次第でFRBの追加利上げ観測が強まるかどうかが注目される。PCEが市場予想を上回れば米金利上昇・ドル高・ペソ安の流れが続く可能性がある。一方、予想を下回ると米墨金利差の縮小警戒が和らぐ可能性がある。
テクニカル面では9.10円の200日移動平均線を下回っており、下値は8.90〜8.85円が意識される。一方、9.10円を回復できれば9.15円方向への反発余地が見込まれる。