米パラマウント・スカイダンスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を完了させ、負債込みで約1100億ドル、17兆円規模の取引となった。新会社スカイダンスが誕生し、主要映画スタジオと配信・テレビ資産を傘下に置く。
米パラマウント・スカイダンスは6日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を完了したと発表した。買収額は負債込みで約1100億ドルで、米メディア業界で過去最大規模の合併となる。ハリウッドの主要映画スタジオ2社や動画配信・テレビ局を傘下に収める巨大メディア企業「スカイダンス」が誕生した。
新会社の経営体制は、パラマウントのデービッド・エリソンCEOが新会社を率い、共同CEOにはマテル出身のイノン・クライツ氏が就く。映画「ハリー・ポッター」や「トップガン」などのシリーズに加え、CNNやCBSニュースなどのニュース系資産も傘下に入る見通しとなっている。
スカイダンスは声明で、年間最低30本の映画と180本以上のテレビ番組・シリーズを制作する方針や、パラマウントとWB Discoveryの動画配信サービスの将来的な統合を示した。エンターテインメント分野で消費者の選択肢を拡大していくとの方針を改めて表明した。
今回の合併は業界再編の象徴として注目され、今後の動画配信市場の動向やニュース配信・報道部門の統合運用などが焦点となるとみられている。