外為どっとコムが口座開設者を対象に実施した2026年8月のアンケート結果では、今後1カ月の円相場見通しや主要通貨の対円予想が示され、日米協調介入の効果や追加介入の水準について個人投資家の見方がまとめられました。
外為どっとコム総合研究所が実施した調査は、2026年8月21日から25日に有効回答455件を集めた。米ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円・英ポンド/円の今後1カ月間の見通しについて回答を集め、最高値・最安値・平均値・中央値といった数値が提示された。実勢レートは前月末時点から円安方向に振れつつ、予想中央値もわずかに円高・ユーロ安・米ドル高方向へシフトする傾向が示された。\n
問2〜問4では、それぞれユーロ/円・豪ドル/円・英ポンド/円についての高値・安値の予想と中央値の動きが報告され、円安基調の背景として原油高と中銀の見通しが挙げられた一方、介入警戒感が影響した可能性も指摘された。高値の中央値は186円〜217円台と広範囲で、前月と比べて円高・ユーロ安寄りの予想へ若干傾いた。\n
問5〜問6は、今後3カ月程度で買いたい/強くなると予想される通貨と売りたい/弱くなると予想される通貨を問う内容だった。ドルが1位、円が2位、トルコリラやメキシコペソなど新興国通貨の回答割合が高まる傾向がみられ、金利差やスワップの影響が反映していると読み取れる。円は長期にわたり売りたいとの回答が多く、円安の観測と介入警戒が併存する状況だった。\n
問7は7月末の日米協調介入の効果についての特別質問で、「一時的な抑制にとどまり再び円安が進む」との回答が最多だったほか、「短期間で円安に戻る」「ゆっくりと円高になる」といった見方が続いた。介入の効果が長期的トレンド転換には及ばないとの見方が優勢となっている。問8では追加介入の水準として「164〜165円台」が最も多く挙げられ、38年ぶりの高値を上回れば介入が再度実施されるとの見方と、それ以外の水準での介入実施可能性を併せて示した。