岡山のコムパスは2019年以降、国内4件・海外2件のM&Aを通じて事業を拡大。財務健全性と現場の信頼関係を軸に、グローバル・ローカル・コングロマリットを目指す長期戦略を描く。
岡山で1960年創業のコムパスが、現在はauショップ事業を中心に通信設備工事や電線製造、電材商社、飲食FCなど多様な事業へと拡大。3代目社長の植野伸氏が事業再編とM&Aを通じてグループを成長させ、2019年以降国内4件・海外2件のM&Aを実施してきたことが背景として紹介されている。
M&Aを進める際の基準として、事業領域の大きな離反を避けることと財務規律・健全性を重視する方針が述べられる。特に財務の健康状態を第一判断基準とし、海外M&Aでは二重帳簿や名義貸しといったリスクへの注意が強調されている。
海外M&Aには難しさもあったが、現地の専門家に任せることで理解を深め、法務・会計の支援を活用して進める姿勢が示される。言語の不安についても、AI翻訳やオンライン会議の活用を前提に、現地パートナーの存在が不可欠との認識が共有されている。
PMI(統合後の統制)では、管理より関心を重視し年4〜5回の現地訪問と月次のオンライン対話を継続。お客様を導く羅針盤という社是のもと、相手の関心に耳を傾ける姿勢を大切にする方針が語られ、グローバルとローカルを結ぶコングロマリットとしての100年企業を目指す展望が示されている。