日本M&Aセンターの支援を受け、埼玉のネジ専門商社トウヨーネジを譲り受けた新潟のシマキュウが、文化の違いを乗り越え10年をかけて人と組織を成長させ、昨期の業績が過去最高を記録した。
新潟県長岡市の高圧ガスや機械工具の販売を手がけるシマキュウは、未進出エリアへの拡大と新商材獲得を目指し、2013年に埼玉県のネジ専門商社トウヨーネジを譲り受けた。トウヨーネジの顧客基盤は約1,000社に及ぶとされ、島田隆昭社長は決算書だけでは測れないシナジーを期待してM&Aを決断した。
M&A当初は文化の違いや在庫整理など課題はあったが、現場の意見を聴き地道な業務環境改善を進めることで社員が自ら考え行動する風土へと変化。2025年には内田佳奈子氏が新社長に就任し、10年以上の組織づくりと業務改善が実を結び、トウヨーネジの昨期業績は過去最高を更新した。
現在はシマキュウグループのネットワークと経営基盤を背景に、自動化や人材育成など次の投資を進め、地域と産業の未来を持続的に開く成長を描く。日本M&Aセンターグループは創業35周年を迎え、M&A件数の実績を国内外で拡大している。