2026年のQuantum World Congress 2026が米国メリーランド州で開幕。日本勢は富士通の1,000量子ビット機公開を軸にジャパンパビリオンを展開し、日米の連携覚書も正式化された。
量子技術の国際会議QWC 2026が米メリーランド州カレッジパークで開催され、30カ国超の代表団が集結した。日本勢は富士通が単独ブースを構え、ジャパンパビリオンとして7社が出展。NEDO主催の枠組みで日米の連携を促進する試みも披露された。
日本側の主な活動は三層構造で整理され、富士通が第一層、NEDO主催のジャパンパビリオンが第二層、JETROとG-QuAT/Q-STARが第三層として連携する形だった。3者は2026年3月に量子技術分野の国際連携促進に関する覚書を締結している。富士通は2027年度までの事業期間で国家プロジェクトにも参加している。なおOptQCのMoQuren稼働が報じられた。
各出展企業の動向として、JIJは量子アニーリングと最適化を軸に展開、IonQは量子コンピュータと量子鍵配送を二本柱に成長を図っている。IonQは2025年にID Quantiqueを買収し、2026年には新製品のSuperionラインを発表。IBMは長い歴史を背景に量子ソリューションの実装を継続し、D-Waveはアニーリングとゲート型の二刀流へ拡張を進めた。
今回の展示フロアには超伝導、イオントラップ、中性原子、光、トポロジカルなど多様な方式が並び、各社が自社の技術優位性を訴えた。日本企業は富士通を中心に計画・実績を共有し、日系スタートアップの連携機会が広がる可能性が示された。