日本IBMが都内で「Think Japan 2026」を開催。理研の五神真氏がAI for Science時代の日本の強みを語り、日本IBMの村田将輝社長はAI時代の経営方針を説明した。
日本IBMは都内で年次イベントThink Japan 2026を開催し、理化学研究所理事長の五神真氏がAI for Scienceの進展と日本の強みについて語った。イベントには新社長に就任した村田将輝氏も登壇し、AI・量子時代における企業経営の方向性について述べた。
五神氏は人類の知の創出は転換点を迎え、サイエンスとコンピューティングは本質的に重なると述べ、オープンサイエンスの考え方を強調した。AIの進化でサイエンスとコンピューティングの関係が新たな段階に入るとの認識を示した。
また、エージェント型AIの進展に注目し、研究者の道具を超え発見を支援する主体へとAIが進化するとの見解を示した。今後は言語データに加え非言語データがAI学習の主役になると指摘した。
理研が運用する大型放射光施設SPring-8などのデータは日量でPB級規模に達し、超大規模で非言語データをAIと組み合わせることでAIの進化を加速するという。AI for Scienceを研究の基盤として位置づけ、知の創造と社会共有の促進を目指す。