日本とシンガポールの外交関係樹立60周年を記念するビジネス交流イベントで、ANAとシンガポール航空が往復で異なる航空会社を利用する共同事業の利便性を紹介した。
シンガポール政府観光局とシンガポール航空、ANAは都内の在日シンガポール大使館で開いたイベントで、日本企業のシンガポール進出を後押しするMICE誘致の支援策と、両社のJVを通じた出張便の柔軟性を説明した。日本企業は現地拠点の活用や東南アジア展開の機会を紹介され、EDBと政府観光局はMICE実施の具体例としてセントーサのイベント活用や、約460軒以上のホテル・約7万4000室の客室を挙げた。
イベントは「Japan-Singapore Business Gateway Night」と題され、今後のビジネス渡航機会としてSingapore FinTech Festival 2026やSingapore Maritime Week 2027も紹介された。政府観光局はMICE支援の範囲を拡大し、現地パートナーや会場紹介、体験プログラムの提案などを行うと説明した。
◆行き帰りで航空会社使い分けの具体例◆ JVの説明の中で、往路はANAのNH841便、復路はシンガポール航空SQ634便を組み合わせる旅程が例として挙げられ、羽田発着の便を中心に往復の組み合わせが可能になる点が訴求された。関西発の出張例では、関西空港からシンガポール航空で出発し、帰国時はANAの羽田行きに搭乗する案も紹介された。
ANAとSIAは法人向けプログラムや柔軟な運賃、超過手荷物免除やラウンジ券などの特典を企業ごとに提案する方針も説明された。機内サービスの刷新として新規メニュー導入や食器・飲料の追加、11月に全体像を発表予定の旅行体験の拡充計画も紹介された。
今後の動向として、スペースXの衛星通信を活用した機内Wi-Fi導入やA380・A350の長距離機材での展開計画が示され、2029年末までの完了を目指すと伝えられた。