立命館の卒業生で、オリックス常務執行役として大阪IRを統括する渡辺展希氏の経歴と、投資銀行時代の苦労と大京出資などの実績をたどるニュース。大阪IRの開業計画や組織運営の背景が紹介されている。
渡辺展希さんは大阪市内の中学・高校を経て立命館大学産業社会学部へ進学し、アルバイトで車を購入するなど、普通の学生時代を送った。就職活動ではキャリアセンターの支援を受け、最初は大手証券会社で営業を経験した。
2001年8月にオリックスへ転職したことが転機となり、第2新卒として投資銀行部門の仕事を任され、自己資金による企業買収や価値向上、売却までを手掛ける部署に所属。次々と新しい投資案件を推進する中で、日系PEファンドとの共同投資や失敗案件を含む実績を積み重ねた。
大京への出資は総額1000億円超で、出向してグループ再編とコスト削減を実施。夜遅くまでの勤務が続く激務時代を経て、現在は大阪IRの開業を2030年秋を目標に進行させ、来場者見込みは開業3年目に約2000万人、海外客は約3割を見込む。
大阪IRを運営するMGM大阪の代表取締役会長も兼務する渡辺さんは、謙虚さと下積みの経験を部下育成に生かし、報告の妥当性を見極める視点を重視している。
大阪府・市の協力のもと、事業の規模は世界トップクラスを目指し、従業員約1万5000人の雇用創出を想定している。