K&Oエナジーグループはガスとヨウ素の販売価格上昇を背景に通期予想を上方修正し、配当政策の一部変更と株式分割を実施して株主還元を強化すると発表した。
2026年通期の業績見通しを修正し、売上高は前回予想を上回る見通しとなった。中間期の実績は前年同期比で変動があったものの、通期においてはガス販売価格の上昇とヨウ素販売価格の上昇を反映して売上高が999億円、営業利益が96億円、経常利益が109億円、親会社株主に帰属する当期純利益が68億円になる見通しとしている。中間決算時点の配当は中間30円、期末29円とされ、株式分割を実施したうえで年間配当は88円になる見込みとされている。
2026年中間決算では、ガス事業の売上高は主に県産ガスネットワークでの販売量が減少した一方、ヨウ素事業の販売量増加と為替要因の影響により、ヨウ素の売上高は前年同期比で13%増の83億2,600万円となった。ガス事業の営業利益は減少したが、ヨウ素事業のセグメント利益は増加して全体の営業利益はほぼ横ばいとなった。
株式分割と配当方針の一部変更も同時に公表された。株式分割は1対2で実施され、累進配当を維持しつつDOEを3.0%を目安とする新たな配当方針へ移行するとのこと。これに伴い、株主優待制度の導入やその他の株主還元施策の検討も進められている。
補足資料として、ガス事業・ヨウ素事業・その他の売上高・生産量・設備投資の内訳が提示され、特にヨウ素事業は生産量の一部回復を見込む下期の設備修繕計画を示し、来期以降の生産増加に向けた動きを示唆している。