日本銀行が政策金利を31年ぶりの高水準1.25%へ引き上げ、今後も利上げを示唆した。決定は2日間の会合で賛成7対2となり、日銀の見通しは中立レンジ1.1%~2.5%へ近づく。
日本銀行は金曜日の会合で政策金利を1%から1.25%へ引き上げ、これで31年ぶりの高水準となった。賛成は7票、反対は2票で決定したと報じられている。ハト派とされる委員の一部は反対した。
今回の利上げは世界的なインフレリスクへの対応として位置付けられ、原油価格の上昇やエネルギーショック、財政政策の拡大、AI投資需要が背景にあると指摘された。日銀は欧米の中央銀行の利上げと連携した動きと説明している。
今回の発表を受けて、円相場は一時的に動き、1ドル=156.91円まで下落した。日銀総裁の上田和夫氏は基調インフレ率が目標2%に近づくリスクが高まっているとし、政策局面の変化を強調した。
日銀は過去数年にわたり2%のインフレ目標を追求してきたが、今回の利上げにより名目中立金利のレンジ1.1%~2.5%に近づく見通しとなり、今後の政策運びには注目が集まっている。