ソフトバンクは日本上空を飛ぶ基地局「HAPS」の通信試験に成功したと発表。地震や台風など災害時の活用が期待され、実用化が近づくとみられている。
ソフトバンクが日本上空を飛行するHAPSの通信試験に成功したと公表した。国内で初めての試験成功とされ、地上約20キロの高度を機体が飛行する形式で、緊急通話や音声通話、ビデオ通話、ドローンとの通信が可能かを検証した。
機体は米国で打ち上げられ、8月23日から24日にかけて高知県室戸市周辺の上空を飛行した。今後は地域や飛行時間を拡大する計画で、災害時の通信提供を想定した実用化の歩みが進む見込みだ。
NTTドコモも同様の試験を9月中に石川県能登地方で予定しており、国内での連携や競合的な取り組みが進む可能性がある。HAPSの活用領域として災害時の通信網や産業用途の検討が挙げられている。
今回の試験は地上と機体間の通信機能の実証を中心に行われ、今後の地域展開や長時間運用の実現性を見極める段階にある。公式発表は今後の追加情報の公開を待つ段取りとなっている。