キオクシアと米サンディスクが協調で、2032年までに総額約5兆円の投資を決定。北上工場の敷地内に新たな製造棟を建設する計画で、政府支援が前提とされる。
半導体大手のキオクシアホールディングスと共同で米サンディスクは、2032年までに総額約5兆円の投資を行う方針を発表した。AI社会の成長に対応するため、NAND型フラッシュメモリの需要増に合わせた設備投資を進めるとしている。
今回の投資のうち約1.8兆円を北上工場の敷地内に新たな製造棟を建設するために充てる計画が明記された。これまで四日市や北上などで約9兆円の設備投資を実施してきたが、今後6年間でさらに投資を拡大する。
政府はAI・半導体を経済発展の柱と位置づけており、今回の投資には政府からの支援が前提となっている。高市早苗政権も5兆円規模の追加投資計画を歓迎する考えを示している。
市場の動向ではシリコンサイクルと呼ばれる波を繰り返す中、旧東芝時代の教訓を踏まえ、キオクシアは慎重な姿勢を取りつつもAI需要の長期的な追い風を見据えている。