ホンダ・レーシング(HRC)は、2027年1月1日付で代表取締役社長の交代を決定した。現社長・渡辺康治は退任し、後任に安田啓一が新たに就任する予定である。
ホンダ・レーシングは取締役会の決議により、代表取締役社長の交代を2027年1月1日付で実施することを発表した。現職の渡辺康治は同日をもって退任となる。後任には現代表取締役副社長の安田啓一が新たに代表取締役社長に就任する。
交代の背景として、渡辺氏が2020年に執行職ブランド・コミュニケーション本部長兼広報部長としてモータースポーツの運営と発信を統括し、2022年にはHRCの社長に就任。これまで六年間、Hondaのモータースポーツ活動の牽引とグローバルブランド構築を推進してきた。新体制は世界的変革期に対応する経営体制の強化と次世代の事業展開を加速させることを目的としている。
新社長の安田啓一は、Hondaの人事部門のトップとして人材戦略や人的資本経営を主導してきた。二輪事業現地法人の社長経験を含む長い人事畑のキャリアを持ち、4月にHRCの代表取締役副社長に就任しており、今回の昇任はこの経験を活かす位置づけとされている。
渡辺氏の退任と安田氏の新任について、HRCはモータースポーツのシーズナリティを考慮し、2027年シーズンの第一戦から新体制で臨むことを表明している。両氏はコメントの中で、組織の強化と勝利を目指す方針を示している。