エレコムの8in1ドッキングステーションDST-L080BPBKと左手デバイスを一体化した製品を実機で検証。ハブ機能は標準的だが、ダイヤルの操作感や付属ケーブルの仕様に不満点があった。
エレコムが発表したDST-L080BPBKは、全8ポートのハブとSD/microSDスロットを備えたドッキングステーションに、4つのキーとダイヤルを備えた左手デバイスを一体化した製品である。直販価格は1万980円で、ノートPCの左側に置く想定で設計されている。外観は直方体の中央部を斜めに切ったような形状で、重量は実測で約215.2g、サイズは約74×87×59mmとなっている。
背面にはUSB 3.2 Gen1 Type-C×2、最大100W電力入力用のUSB-C、USB 3.2 Gen1×2、HDMI出力、Gigabit Ethernet、3.5mm音声入出力を備え、右側面にはSD/microSDスロットを配置する。PC接続用のUSB-CはPDとDisplayPort Alt Modeに対応、映像出力はHDMI経由で可能だ。
左手デバイスは、直径約50mmのダイヤルと周囲の4つのキーで構成され、ダイヤルは回転で音量を調整、押し込みでミュート機能。左上・左下・右下・ダイヤル周りのキーには割り当てを変更でき、特定アプリ起動やウィンドウ操作などをプロファイルごとに設定できる。
気になる点として、同梱のUSB-CケーブルはDisplayPort Alt Modeに対応せず、e-Marker未搭載のためHDMI出力が使えず、電力出力も最大60Wに制限される。ダイヤルは回転が重く、回転時の擦れ音や、左下キーの反応不良といった作り込みの甘さを指摘する声がある。全体として機能は揃いつつも、粗さが目立つ印象だ。
総じて、ハブ機能と左手デバイスを一体化してデスク周りの省スペースを狙う試みは評価されるが、現時点ではケーブル仕様や操作感に改善の余地があるとされている。今後の改良に期待が寄せられる。