富山の食品スーパー「アルビス」が大阪の大手「ライフコーポレーション」に株式公開買付けを経て連結子会社化される見通しとなり、店舗運営は維持される。統合により品ぞろえの拡充とコスト削減が進む可能性がある。
富山県射水市に本社を置くアルビスが、ライフコーポレーションの傘下に入る見通しを発表した。ライフはアルビスに対して株式の公開買付けを行い、11月10日までに連結子会社化を完了させる計画で、アルビスは上場廃止となる見通しだが、店名や雇用は維持される見通しだと説明された。
アルビスは現在北陸を中心に約70店舗を展開し、その半数近くが富山県内に集中している。人口減少や少子高齢化、県外スーパーの進出、ディスカウントストアやドラッグストアとの競争激化といった厳しい環境が背景にある。アルビスは長年地域密着型の運営を続けてきた。
ライフは首都圏・近畿圏で約320店舗を展開しており、強みのプライベートブランド商品を活用して共同仕入れと商品開発のノウハウを取り込み、コスト削減と品ぞろえの拡大を目指す。アルビスはライフのプライベートブランド商品の取り扱いも検討されている。
池田社長は地域に根づくアルビスとしての姿勢を維持しつつ、今回の統合によって成長を加速させられると述べた。今後は地域の購買利便性を高めつつ、さらなる進化を求める取り組みが注目される。