S&P500の第3四半期EPS予想は、決算シーズン前の上昇基調が維持され、6月末の見通しから9月末にかけて1.4%上方修正された。
S&P500の第3四半期EPS見通しは、四半期が進むにつれて下方修正されるのが通例だったが、今回は6月末から9月末にかけて1.4%上昇して着地した。過去5年間の平均は約-2.2%、過去10年平均は約-2.5%であり、今回はそのパターンを3.6ポイント、3.9ポイント上回っている。
第3四半期の予想を押し上げた要因として、S&P500構成企業116社のうち72社が強気の見通しを公表した。強気の比率は62.1%で、売上高の予想成長率も10.9%から9月末には12.3%へ上方修正された。
強気見通しの半数以上がハイテク関連で占められており、情報技術セクターの強気公表企業は44社、比率は61.1%となった。ハイテクを除くと強気比率は42.4%に低下する一方、全体の強気は依然高水準を維持した。
決算シーズンの開始時点では、ハイテク中心の強気取り組みが全体の上方修正を牽引している一方、裾野の広がりがどこまで進むかが焦点となる。第2四半期の決算上振れ率は比較的高かったが、第3四半期はハイテク以外のセクターにも広がるかどうかが注目される。