アップルの右腕とされる中国EMS大手ラックスシェアが、日本の老舗コンタクトレンズメーカー・シードにTOBを仕掛けた。TOB価格は795円で前日終値に対して約50%のプレミアムを示す。最終的には株式併合を経て上場廃止を目指す。
急成長を続ける中国EMS大手ラックスシェア・プレシジョンが、東証スタンダード上場のシードに対して株式公開買い付けを行うと発表した。TOB価格は795円で、直近の株価は538円だったため、約47.8%のプレミアムがつく。
TOBの下限は540万8800株で17.89%、上限は設定されていない。シードの筆頭株主である新井隆二氏は応募しない方針で、ラックスシェアと共同経営を予定している。
ラックスシェアが買い付け株数を確保できれば、新井氏保有分と合わせて総議決権の3分の2以上を得る見込みとなる。臨時株主総会を開き、株式併合を通じたスクイーズアウトを経て上場廃止になる可能性がある。
最終的には新井氏が51%、ラックスシェアが49%となるよう議決権比率を調整する計画が示されている。ラックスシェアはApple製品の受注を中心に成長しており、アップルの“右腕”としての地位をさらに強化する動きとなる。