INFICONが通期業績予想を上方修正。半導体製造装置需要とAI投資ブームを背景に、2026年通期の売上高と営業利益率の見通しを引き上げ、株価が6%超上昇した。
INFICONは2026年の通期売上高見通しを従来の7億5,000万〜7億8,000万ドルから8億2,000万〜8億5,000万ドルへ引き上げた。営業利益率の見通しも従来の19〜20%から21〜22%へ上方修正した。
第3四半期の売上高は2億3,330万ドル、前年同期比で42.4%増、前四半期比でも17.7%増となり、営業利益は5,950万ドルへ急増した。純利益は4,740万ドル、営業キャッシュフローは7,760万ドル、現金及び短期投資残高は2億2,050万ドルへ拡大した。
半導体・真空コーティング部門は売上高が前年同期比74.7%増の1억3,540万ドルとなり、グループ全体の売上高の58%を占めた。地域別では中国が売上高7,320万ドル、アジア太平洋が6,540万ドル、南北アメリカが5,010万ドル、欧州が4,340万ドルで、いずれも前年同期より増加した。
同証券会社ジェフリーズはINFICONの株価をCHF170として18%の上昇余地があるとみなし、目標株価CHF200を提示した。受注高が前四半期の過去最高を上回り、book-to-bill比の水準は1を大幅に超えて需要の底堅さを示している。
INFICONは生産能力の拡大を表明した一方、サプライチェーンの混乱や物流・材料コストの上昇が業績見通しのリスクとして警告された。