実家を相続して手放した経験者106人を対象に、保有期間の分布や手放し方、想定と実際の差異を調査した結果が公表された。平均は約3.86年で、1年超2年以内が最も多く、手放すまでに長くかかったケースも見られた。
株式会社AlbaLinkが実家を相続した後に手放した経験者106人を対象に「保有期間」に関する意識調査を実施し、2026年10月1日から15日までを調査期間として自社調査で回答を得た。回答者の内訳は男性65人・女性41人、年齢層は20代から60代以上まで幅広い。
実家を相続してから手放すまでの保有期間のボリュームゾーンは1年超~2年以内で19.8%と約2割。平均保有年数は3.86年で、3年以上かかった人は全体の約34.9%となっており、長期間所有するケースもあることが分かった。10年・20年といった長期保有のケースもあった。
手放すまでの期間が想定より早かった・遅かったかを問うと、半数が想定通りかそれより早い状況だった一方で、残り半数は想定より時間がかかったと回答した。早く手放せた理由として買い手の出現が最多で、次いで知り合いのツテや立地の良さ、安く売却したケースが挙げられた。一方で時間がかかった理由として荷物整理の大きな手間が最多だったほか、親族間の合意形成や方針決定の遅れなどが続いた。
実家を手放した方法の1位は不動産仲介での売却(49.1%)、2位は不動産会社による買取(34.9%)で、3位は国庫帰属制度の利用(4.7%)だった。建物をそのまま売却するケースが多く、買取は現状のまま引き渡される場合が多い。
この調査結果からは、事前の準備や家族間での方針決定、遺品整理の計画などが、想定通りの進行に寄与する要因として示唆された。