豊田章男会長が新社長・近健太氏への就任祝いとして、衣装や道具を含むプレゼントを用意したとの報道。新体制のイメージ作りと、経理出身の近氏の強みを示す狙いが伝えられる。
2月の社長交代会見では、近氏がお金や数字へのこだわりを語り、豊田会長がこの性格を自分の言葉で促したと明かされている。会長は近氏の言動を「お金が好きなオジサン」というキャラクター作りとして支援していると読み取れる。これにより、新社長の現場での評価軸と取り組み方が強調されている。
豊田会長は近氏の持ち味を短い言葉で伝える意図を持ち、本人のキャラクターづくりを後押ししている。自らの経験を踏まえ、就任祝いとして仲間と仕立てたスーツと眼鏡を贈り、靴やシャツの重要性も説く。髪型については詳細を語らず、装いまで含めて新社長の見え方を一緒につくろうとしている。
今回の応援広告は、就任時から続く自己紹介を都市対抗向けに仕立て直したもので、自然に漏らした一言というより周囲とのやり取りの中で育てられたキャラクターだと読み取れる。経理出身という事実を土台に、過度な演出にはならず社員やファンと一体となる狙いが見える。